空亡とは?四柱推命が伝える本当の意味
空亡とは、四柱推命で使う十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合わせから生まれる考え方です。
十干は10種類、十二支は12種類あるため、組み合わせを一周させると支が2つ余ります。
この余った2つの支にあたる時期が「空亡」と呼ばれ、12年のうち2年ほど巡ってきます。
空亡の時期は、干支の力関係が一時的に噛み合いにくく、物事が根を張りづらい状態になるとされています。
ここで大切なのは、「悪いことが起きる」のではなく「頑張りが結果に直結しにくい」という力学の話だという点です。
四柱推命ではこの状態を、次のステージに進む前の準備期間・充電期間として扱います。
直樹正直に言うと、私も空亡という言葉を初めて聞いたときは身構えました。
ただ実際に自分の命式を見返すと、燃え尽きて休職した時期は、焦って結果を出そうとするほど空回りしていた時期でした。
今振り返れば、あれは「止まれ」というサインだったのだと思います。
自分の空亡はいつ?6タイプ早見表で調べる方法
空亡には6つのタイプがあり、生まれた日の干支(日柱)がどのグループに属するかで決まります。
自分の空亡が気になる方は、下の表を参考にしてください。
| 空亡タイプ | 該当する日柱の干支(この10種類のいずれか) |
|---|---|
| 子丑空亡 | 甲寅・乙卯・丙辰・丁巳・戊午・己未・庚申・辛酉・壬戌・癸亥 |
| 寅卯空亡 | 甲辰・乙巳・丙午・丁未・戊申・己酉・庚戌・辛亥・壬子・癸丑 |
| 辰巳空亡 | 甲午・乙未・丙申・丁酉・戊戌・己亥・庚子・辛丑・壬寅・癸卯 |
| 午未空亡 | 甲申・乙酉・丙戌・丁亥・戊子・己丑・庚寅・辛卯・壬辰・癸巳 |
| 申酉空亡 | 甲戌・乙亥・丙子・丁丑・戊寅・己卯・庚辰・辛巳・壬午・癸未 |
| 戌亥空亡 | 甲子・乙丑・丙寅・丁卯・戊辰・己巳・庚午・辛未・壬申・癸酉 |
自分の日柱の干支が分からない場合は、生年月日から命式を出せる無料サイトや万年暦で調べることができます。
また、四柱推命には生まれた年をベースにした空亡だけでなく、大運(だいうん)という10年単位の運気の波に空亡が重なる「大運空亡」もあります。
特に40代前後は大運が切り替わるタイミングと重なりやすく、空亡と大運の変化が同時に来ることも珍しくありません。
【関連記事】四柱推命の大運が40代で変わる?転換期の読み方と自分の型の活かし方
空亡の時期との向き合い方【仕事・転職・恋愛】
大きな決断や転職は控えたほうがいい?
空亡の時期は、新しいことを始める判断そのものがダメというより、成果が見えるまで時間がかかりやすい時期だと考えてください。
転職や独立を全面的に禁止する必要はありませんが、勢いだけで大きく舵を切るには不向きなタイミングです。
情報収集や準備を進めながら、実際に動くタイミングは空亡明けに合わせる、という選び方も一つの手です。



私自身、休職中に「このまま転職してしまおうか」と何度も考えました。
ただ、当時の家族に相談しながら、大きな決断は少し先送りにしたんです。
結果的に、体調を整えてから動いたことで、今振り返っても納得のいく選択ができたと感じています。
恋愛・結婚のタイミングはどう考える?
空亡中の恋愛や結婚についても、「絶対にダメ」というわけではありません。
ただ、気持ちが不安定になりやすい時期でもあるため、大切な決断ほど時間をかけて確認する意識を持つと安心です。
すでにパートナーがいる方は、この時期を「関係を見直し、土台を固める期間」として使うのも良い過ごし方です。
空亡中でもやって良いこと・向いていること
- 資格の勉強やスキルの棚卸しなど、地道な積み上げ
- 健康診断や生活習慣の見直し
- これまでの人間関係や働き方を振り返る
- 信頼できる人に相談し、判断の軸を整理する



私が休職中に取り組んだのは、自分の命式を読み解くことと、体調を整えることだけでした。
当時は何も生み出していないようで焦りましたが、今思えばあの期間があったから、自分の「型」を理解した状態で次の10年を迎えられたのだと思います。
空亡と天中殺・大殺界の違いは?
空亡について調べると「天中殺」「大殺界」という言葉も一緒に出てくるため、混乱してしまう方も多いはずです。
結論として、これらは呼び方が違うだけで、根っこの考え方は近い概念です。
| 呼び方 | 使われる占術 |
|---|---|
| 空亡 | 四柱推命 |
| 天中殺 | 算命学 |
| 大殺界 | 六星占術 |
占術によって細かい算出方法や解釈のニュアンスは異なります。
ですが「一定の周期でめぐってくる、力を溜めるべき時期がある」という考え方そのものは共通しています。
どの言葉で呼ばれていても、過度に恐れる必要はありません。
空亡だけで判断しない、自分の命式全体を見る視点
空亡は命式を構成する要素のひとつに過ぎません。
日干(にっかん、生まれた日の干)や通変星(つうへんせい)、大運まで含めて見ることで、自分がどんな型を持ち、どう力を発揮しやすいかが立体的に分かってきます。
空亡の時期を「何もできない期間」と捉えるのではなく、命式全体の中の一場面として位置づけると、必要以上に不安にならずに済みます。
【関連記事】四柱推命とは?命式・日干・大運で読む「自分の取扱説明書」



私は四柱推命を占い師として使っているわけではなく、あくまで自分を知るための「取扱説明書」として活用しています。
空亡の時期があると分かっていれば、無理に結果を急がず、力を溜めることに集中できます。
それだけでも、当時の焦りはずいぶん軽くなりました。
よくある質問
Q. 空亡の間に転職しても大丈夫ですか?
絶対に避けるべきというわけではありません。
ただし、勢いだけで動くと成果が見えるまで時間がかかりやすいため、情報収集や準備を進めつつ、実際の決断は慎重に行うことをおすすめします。
Q. 空亡はいつまで続きますか?
空亡は12年周期の中で2年ほど巡ってくるとされています。
正確な期間は自分の命式によって異なるため、気になる方は専門家に自分の命式を確認してもらうと安心です。
Q. 空亡中に結婚してもいいのでしょうか?
結婚を全面的に控える必要はありません。
ただ、大きな決断ほど気持ちが不安定になりやすい時期でもあるため、時間をかけてお互いの気持ちを確認することを意識すると良いでしょう。
Q. 大運の空亡と、毎年巡ってくる空亡はどう違いますか?
毎年の空亡は12年に2年ほど巡ってくる短いサイクルです。
一方で大運の空亡は10年単位の大きな運気の波の中で訪れるもので、影響が長く続きやすいとされています。
40代前後で大運が切り替わる方は、特にこのタイミングを意識してみてください。
まとめ|空亡は「止まる時期」ではなく「整える時期」
空亡は、運が悪い時期でも、何かに呪われる時期でもありません。
次の10年に向けて力を溜め、自分の型を整えるための期間です。
この時期に無理に結果を追い求めるより、足元を固め、自分自身を見つめ直すことを意識してみてください。



私も燃え尽きた時期に、空亡という言葉に出会って救われた一人です。
当てるための占いとしてではなく、自分の取扱説明書として四柱推命を眺めてみると、今のしんどさにも意味があると感じられるかもしれません。
焦らず、自分のペースで整えていきましょう。



